ヒロです。
F1最終戦のアブダビGP、凄かった!
ここまでの獲得ポイントが同点のハミルトンとフェルスタッペン。
優勝争いはどうなる、好調の角田裕毅の結果は!?
レースは2番グリッドのハミルトンが素晴らしいスタートを決め、一気に首位に浮上。しかしフェルスタッペンも諦めず、ターン6でハミルトンのインに飛び込んだ。ハミルトンは接触を避けようとコース外を通過し、首位のポジションを守った。
レッドブル陣営はハミルトンがポジションを下げるべきだと訴えたが、レーススチュワードは審議の必要なしと判断。ハミルトンは首位を快走し、フェルスタッペンとの差を広げていった。
フェルスタッペンは13周を走り切ったところでピットインし、ソフトタイヤからハードタイヤに交換。ハミルトンは翌周に反応し、ハードタイヤに履き替えてフェルスタッペンの前のポジションをキープした。
フェルスタッペンはこれで万事休すかと思われたが、ピットストップを遅らせたフェルスタッペンのチームメイトであるセルジオ・ペレスがブロック。この間にフェルスタッペンが、ハミルトンの1秒後方まで迫った。ただフェルスタッペンは、その後再びハミルトンとの差を広げられていくこととなってしまう。
バーチャル・セーフティカーが宣言されたところで、フェルスタッペンは2度目のピットインを行ない、新品のハードタイヤに履き替える。そしてペースを上げ、ハミルトンとの差を縮めにかかった。
フェルスタッペンは猛プッシュしてハミルトンを追うが届かず。やはり打つ手はないかと思われた。しかし残り5周というところでウイリアムズのニコラス・ラティフィがクラッシュ。セーフティカーが出動する。
フェルスタッペンとペレスはこの間にピットに入り、ソフトタイヤに交換。ハミルトンはピットに入ることができなかった。セーフティカーランは残り1周で解除。
ハミルトンの真後ろに、フェルスタッペンが迫った。そしてターン5でフェルスタッペンがハミルトンをオーバーテイク! そのままチェッカーまで走り切り、フェルスタッペンが優勝。2021年のチャンピオンに輝いた。ハミルトンは2位、カルロス・サインツJr.(フェラーリ)が3位に入った。
一方、コンストラクターズタイトルは、メルセデスが獲得した。ホンダは30年ぶりの年間チャンピオン輩出で有終の美を飾った。
アルファタウリ・ホンダの角田裕毅は、メルセデスのバルテリ・ボッタスと争ったり、一時3番手を走るシーンもあるなど終始好ペースで走り、セーフティカー明けにはボッタスをオーバーテイク。
3位サインツJr.とは僅か0.519秒差、自己ベストの4位でのフィニッシュとなった。ピエール・ガスリーも5位に入り、アルファタウリ・ホンダはダブル入賞を果たした。
とにかく見ていて最後までドキドキハラハラ、今まで30年以上F1を見続けてきましたが、ベストイヤーでベストレースと言っていいかも。
見どころは多かったのですが、レッドブルの予選から戦略変更、ソフトスタートで前に行くはずが二番手で差を広げられる。…なにか打つ手はないのか?
そこでチームメイトペレスの大仕事、ここには感動した。リタイヤしたら自動的に負けてしまうハミルトン。スタートもここも強気にいけたレッドブル。
さらに戦略を変えツーストップ、もはやソフトはなかったがハードでもこれしかなかった。一縷の望みをかけたが思ったほど差が縮まらず万事休すと思われたラスト5周のところでラティフィのクラッシュ。
レッドブルはさらにユーズドソフトに交換、しかしレースは再開されるのか?状況は二転三転するもラスト1周のガチバトル!そこをしっかり決めてフェルスタッペンの初の年間チャンピオンを獲得しました。
このレース、間違いなく最速はハミルトンでした。終始リスクをさけて戦ったメルセデスと終始攻め続けたレッドブル・ホンダ。勝利の女神はレッドブル・ホンダに微笑んだ、ということになりました。
でもハミルトンは最速だったしなんもミスもなかった。8度目で歴代最多のチャンピオンの座がラスト半周で手からこぼれてしまった。それでも紳士的な対応をしていたのはさすがです!
この激戦で陰に隠れてしまいがちですが、 角田裕毅も今年のベストレースでした。予選決勝と初めてチームメイトガスリーの上にいってリザルト4位は立派です。来期はさらに期待できるでしょう。
いやー他にもいろいろあったのですが、とにかく感動的でした。
ホンダも最後までやりきって30年ぶりの年間チャンピオン輩出も良かった。
最後にF1ファンの良いところ、このレースのドライバー・オブ・ザ・デイはキミ・ライコネン。長年F1を盛り上げてくれたキミを選んでくれたのは嬉しかった。
来期もいろいろ楽しませてください♪
それでは、またー。。。