今回は「教わり上手」です。
「教え上手」はよく聞きますが「教わり上手」とは?
単純に考えれば、先生に教わるのが上手い人の事ですね。
私は普段教える立場ですので、こちらから見た「教わり上手」を考えてみます。
先生からすれば「教えやすい生徒」という事になりますね。
ではどんな生徒が教えやすいのでしょう。
まずは性格が素直である事。
先生の言った事を素直に受け入れてくれる人はレッスンしやすいです。
何でも言う事を聞けばいいのではなく、
疑問を持った時はどんどん質問して下さい。
今までの経験で言わせてもらえば、
早く上手くなった人達は皆、素直だった気がします。
とは言っても素直さと物覚えの良さは必ずしもイコールではありません。
物覚えが悪くても先生の言う事を真摯に受け止められれば大丈夫です。
あと大切なのは、努力している人。
一生懸命練習している人には一生懸命教えたくなります。
ちゃんとした先生なら前回のレッスンから今回のレッスンまでの間に、
どこをどれくらい練習したか分かるものです。
先生は何も言わなくても気づいていますよー。
「ちゃんとやってきましたー」「…ん、ちょっとしかやってないなぁ~…」(心の声)
とか「忙しくてあまり出来ませんでした…」、
「…おっ、結構しっかり練習したじゃん」(あまりないケース)など。
よく「出来の悪い子ほどカワイイ」と言いますが、
とんでもありません!出来がいいにこした事ないもん。
ただし、出来が悪くても頑張っている人はカワイイですし、応援したくなります。
逆に物覚えが良くても努力していない人はキライです。
なに、物覚えが良くないのに練習してない?・・・論外です。
もっと練習してくれないと話しになりません。
たまに生徒さんから「若い人や物覚えの良い人はやりがいあるでしょ」と言われますが、
私のやりがいの対象はそこではありません。
若くても努力していない人にやりがいは感じません。
物覚えの良さ悪さに関係なく、努力してくれる人にやりがいを感じます。
別にエコヒイキをしている訳ではありませんが、私も人間です。
真面目な努力に対して応えようとするのは当然でしょう。
先生は生徒さんをやる気にさせ、生徒さんもまた先生をやる気にさせる。
これこそ理想的な関係ではないでしょうか。
みなさんも「教わり上手」になりたいのなら先生をその気にさせましょう。
そのためには「素直さ」と「努力」だと思いますよ。。。
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