ルンバの「1」。。。

今回はルンバのカウント「1」を考えてみます。
みなさんは「1」をどう考えてますか?

多分多くの人は「ルンバの1はお休みでしょー」とか
もうちょっと理解している人で「1は止まらないんだよー」くらいか。

まず、一般的な解釈、
「ルンバは2、3、4、でステップ、1はお休み」です。

1の休みとはステップの事で、体の動きは継続します。
ここまではだいたいみなさん知っている事でしょう。

私が言いたいのは、なぜルンバの「1」がお休みなのかって事です。
これは誰かに教わったものではなく、私個人の考えです。

音楽を考えたら「1」に強い音がくる場合が多いです。
(もちろん例外もありますが…)

単純に考えたら「1」で大きなラインを作れば分かりやすい。
一番音楽の強い所で一番大きなラインを作る。

でもあえてそうしていない所がイヤラシイよね。
これを考えた人はかなりナルシストだと思います。

私の解釈はこう、『ルンバは「1」が一番強い』
『ならわざとそこで動かないで目立とう!』です。

2、3、4でステップ、一番強いリズムはストップ。
う~ん、ナル的な踊り方です。

ちなみにリズムを強調する方法、例えば「1」の場合。
普通に「1」に対し一歩ステップしたら普通ですよね。

「1」を強調するためにその前から動かないのがルンバ。
逆にその前を忙しくし、「1」を強調しているのがチャチャチャ。

両方とも強調するのは「1」だと思います。
ただやり方が面白い、一つは動かず、一つは早く動いて強調です。

分かってきたかな?
ダンスはリズムをどう表現するかで全然変わってきます。

よくレッスンで「ルンバは4にアクセント」なんて言います。
間違ってはいないがその意味を理解しよう。

本当は「1」を強調したいのです、でも「1」はステップがないので、
その前の「4」から「1」にかけてが強調になるのです。

ちなみにスパイラル、これはカウント「1」で回ります。
じゃ「1」でステップかという疑問がでてくるのですが、

私的にスパイラルはステップではなくムーブメントです。
だからねじるけどステップはしない(足の位置は変わらない)はず。

しかも本来止まっていて強い音がくる「1」でクルッとまわる。
目立ちますね~、私、スパイラル好きです。

さて、上手い人のルンバ、「1」に何かありますね。
「1」を大切にすればする程いいルンバになります。

単純に「1」を休みと思っていた人、もったいないですよ~。
「1」の使い方で「ルンバの味」が決まってきます。

「1」が使えていない人はそのまま「味のないルンバ」になります。
こってり使えば「濃厚な味のルンバ」が出来るでしょう。

まあ、味加減はお好みにまかせましょう。
「1」をしっかり取って、音楽との一体化を目指して下さい。。。


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